ぶろぐ

2017年09月07日

東京の上野桜木と神楽坂に昭和の木造を改修した建物があります。
「上野桜木あたり」は昭和13年築の3軒家をビアホール、
ベーカリー、塩とオリーブの店が路地と座敷でつながり、
地域の拠点に改修されてます。
神楽坂の「一水寮」は昭和初期に建てられた大工寮で、
30坪ほどの登録有形文化財です。
2016年に改修され、オフィスやギャラリー「工芸青花」
として使われています。
質素な建具や格子が独特の雰囲気を生み出し、
神楽坂の裏路地の味わい深い景観に寄与しています。

時流のスタイルはすぐに古くなりますが、時間を生き抜いてきた
スタイルは新しいデザインを加えることで、懐かしさを感じる居心地の
いい空間を生み出しています。

新しい建物にどんどん建て変わる東京ですが、
新旧併存してこそ街の魅力がより深いものになります。

2014年12月18日

2014ブログ小笠原ー喫煙室

 

東京都新宿区に旧小笠原伯爵邸が静かにたたずみます。

小倉藩大名の小笠原30代長幹が昭和2年(1927年)

20000万坪の敷地に曽根中條建築事務所の設計により本宅を建設します。

戦時下占領軍の管轄下になり、その後東京都の所有になり、

何年間も放置されますが、2002年に民間業者により、

素敵なレストラン、宴会場として蘇っています。

日本には珍しいスパニッシュ様式で、パテイオ(中庭)があり、

当時の男性専用の喫煙室はイスラム様式です。

モロッコの住宅を思い出します。

細部に渡って密度濃い装飾や収まりを見る事ができます。

スペイン料理を提供する店として、使い続けることで、建物が生きてきます。

しばし、時間を忘れさせる空間です。

東京にも、歴史を感じる建物と新しい建物との共存が必要です。

建物入り口横の新しい地下鉄の建物が、新建材の外装です。

形はともあれ、色、素材の連続性をもつ作法が望まれます。

2014年09月17日

生糸検査所

 

日本建築家協会再生部会と東京弁護士会で歴史的建築物の保存、再生のための諸制度の

研究会を続けています。建築基準法の改正の度に現存する建物は既存不適格になります。

文化財レベルの建物は法3条適用により、基準法適用除外になりますが、

それ以外の建物は経済判断と耐震、安全等の基準適用から、

なかなか維持が難しいと判断され解体されていきます。

歴史的、文化的価値の高い建物は建物周辺の価値を高めます。

京都市、神戸市、横浜市は独自に条例を作成し、保存活用を計っています。

神戸市に神戸市都市景観条例についてのヒヤリングに行き、再生の建物も見学してきました。

まだ、数少ないですが、素敵な建物で、更なる制度の拡充を期待したいと思います。

2013年11月03日
登録文化財−島園邸

登録文化財−島園邸

「ほんごう街クラブ」の文京まち歩きに参加ました。

千駄木・森鴎外記念館から、コミュニティ道路の「くらしの道」を

歩き初公開の島園邸を拝見。

築81年の2階建て洋館付きの木造住宅で登録文化財です。

建築家:矢部又吉の設計で洋館はドイツ系の意匠で

落ち着いた重厚さがあります。

近くには旧安田邸がトラストで維持されていますが、

文京区にある歴史的建造物はここ十年あまりで半減してます。

本駒込には江戸時代の名主屋敷もどっしりした表門とともに残り

歴史を偲ばせてくれます。街の歴史に詳しい方々が案内人なので、

公園や神社、塚の歴史、物語を教えてくれます。

金太郎飴にならない街づくりのヒントに歴史の厚みがあると

信じてます。

 

2013年10月21日
ゴミ箱

ゴミ箱

写真は住戸脇や道路に取り付けられたゴミ箱:

スウェ−デンのハンマルビーの循環型社会の取り組みは徹底しています。

家庭ゴミも徹底して分別されます。

同じゴミ箱に赤白輪がついているのは生ゴミ用

カラフルな円筒形の分別用ゴミ箱は地下に繋がっ ており、

分別されたゴミはコンピュータ制御によって

定期的に、地下に設置されたパイプ ラインを通して、

負圧により時速70kmで処理場に運搬され、生ゴミはバイオガス生産用 燃料

として使用されてます。

住宅のエネルギー消費量を50%に抑制するために、建築資材の選択、

環境に優しい新技術を採用するという次世代のための都市計画です。

人口密度、氷河の風土と違いがありますが、参考にするべきところは

多いと感じます。

 

2013年09月21日

小布施

小布施の街なみ

 

街づくりの担い手には、社会学者の方が「そと者・若者・馬鹿者」が

必要と言われ、なるほどと感心したことがあります。

活動はボランティアで金銭的対価はありません。

自分の住む街を大事にし、今より少しでも気持ちのいい街に

なればとの思いで参加している訳ですが、

「そと者・若者・馬鹿者」+「地元の人たち」が必要と感じます。

小布施、長浜、尾道と街づくりの成功している地域には、

必ず地元の熱い情熱と確乎な哲学をもつ素敵な方々が存在し、

時間を掛けて活動しています。

そと者の知恵もとても大事ですが

地元の素敵な人「3人以上」の存在が核となり

行政、専門家が更に参加することによって

いい形の街づくりが出来るようです。

2013年09月11日

201309花の橋

「花野」とは俳句の秋の季語で秋草の咲き乱れた野を表します。

 

2005年、JRの高架歩道橋(正式には人道橋)の名前募集があり、

目白街づくり倶楽部として応募案に

この美しい言葉を提案したところ、採択されました。

 

歩道橋から見た景色が花野になればとの思いですが、東京では想像の世界なのかもしれません。

踏切で危険だったところが安全な歩道橋になりました。

美しい名前にあった機能性プラス色気のデザインですと

もっと素敵な橋になるのにとこれも想像と願望の世界です。

 

 

2013年08月28日

 

目白地域協議会が8月26日に開催。地域、行政の方々が30数名が集まりました。

活動のひとつとして、地域に生活する住民からの道路のあり方をこの数年、検討し発信しています。

住宅地の道路を車優先から生活者優先へと、ソフトとハード両面からどのようなあり方が

いいのか意見がかわされます。

 

都心の道路は建物が密集しており、幅も狭く、計画の自由度は限られます。

それでもコミュニティ道路の先例を色々参考にして、この地域での

 

居心地のいい道路を展開出来ればと考えています。

 

数年前まで、目白駅前広場の半分以上、メイン道路は歩行者がなんとか歩けるほど

自転車の不法駐車が多かったのです。

駅前広場の整備、歩道の拡幅、電柱埋設、地下駐輪場の整備がなされ、

街路樹も増えて、とても綺麗になり、自転車の不法駐車も驚くほど減り

歩行者が安心して歩けるようになりました。

 

写真は車のスピードを落とすように工夫した道路例です。

 

 

  • 目白:コミュニティ道路

2013年08月15日

20130815

 

[埼玉いえ・まち再生会議]の理事の小山佑司氏がこれからのいえ、まちの再生を

「住まいのかたち」として本にしています。

埼玉県の地域工務店としての住宅設計・施工の実績があり、

日本の暮らしにあった住宅を提案しています。

住まい・街の情報は衣・食に比べると少なく学校教育では、

家庭科の一部で 教科書の扱いも少ないです。

子供の頃から住まい・街について考える事がとても重要で、

そのための副読本として先生方が使用しやすいように

写真を豊富に使い 分かりやすく解説しています。