ぶろぐ

2015年05月11日

薫風の茶会

 

薫風の季節を迎えました。

東京護国寺で社中の茶会が行なわれました。

真言宗護国寺は1681年5代将軍綱吉が創建した寺です。

大正から昭和にかけて、檀家総代を努めた実業家、茶人の高橋箒庵により、

5つの茶室が作られています。

重要文化財の月光殿も滋賀県園城寺にあったものを移築し、

大広間として茶会に使われています。

宋澄庵と円成庵は三畳台目の小間 松平不味候ゆかりの茶室です。

ちなみに不味候は護国寺に眠っています。

今回は牡丹咲く坪庭に面した広間「牡丹の間」で薄茶席です。

牡丹の季節は終了してましたが、坪庭からの風が気持ちいいです。

関東の茶会が多く行われる場所は護国寺、根津美術館、畠山美術館、

横浜三渓園がありますが、皆、実業家でありながら、

近代数寄者として茶の湯を楽しんだ方々の遺産です。

財をなすだけでなく、数寄の道を極め、伝統文化を後世に伝える役目を

担っていたと、茶会に思う一日でした。

2014年01月09日

はなびら餅

茶の湯では初釜がありました

濃茶席で師匠の手前で濃茶をいただきます

茶碗は楽茶碗の島台。お菓子は花びら餅。

味噌飴と甘く味付けしたごぼうを柔らかな求肥で包んだ生菓子です。

平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、

600年にわたり宮中のおせち料理の一つで、長寿を願い、餅の上に赤い

菱餅を敷き、その上に猪肉や大根、鮎の塩漬け、瓜などをのせて食べて

いました。だんだん簡略化され、餅の中に食品を包んだものに、さらに

は鮎はごぼうに、雑煮は餅と味噌餡でかたどったものとなりました。

明治時代に裏千家が初釜のときに使うことを許可され、

新年のお菓子として使われるようになりました。

茶の湯は季節を大事にします。

お道具の見立ても正月の目出たさ一色になります。

茶入れは福耳 茶杓は初夷 という素敵な銘がついています。

四季のある風土を大切し、季節を感じることが出来る時間

茶の湯を続けている理由かもしれません。

福引きで干支の馬の土鈴が当たりました。