ぶろぐ

2015年5月
2015年05月11日

薫風の茶会

 

薫風の季節を迎えました。

東京護国寺で社中の茶会が行なわれました。

真言宗護国寺は1681年5代将軍綱吉が創建した寺です。

大正から昭和にかけて、檀家総代を努めた実業家、茶人の高橋箒庵により、

5つの茶室が作られています。

重要文化財の月光殿も滋賀県園城寺にあったものを移築し、

大広間として茶会に使われています。

宋澄庵と円成庵は三畳台目の小間 松平不味候ゆかりの茶室です。

ちなみに不味候は護国寺に眠っています。

今回は牡丹咲く坪庭に面した広間「牡丹の間」で薄茶席です。

牡丹の季節は終了してましたが、坪庭からの風が気持ちいいです。

関東の茶会が多く行われる場所は護国寺、根津美術館、畠山美術館、

横浜三渓園がありますが、皆、実業家でありながら、

近代数寄者として茶の湯を楽しんだ方々の遺産です。

財をなすだけでなく、数寄の道を極め、伝統文化を後世に伝える役目を

担っていたと、茶会に思う一日でした。