ぶろぐ

2014年12月18日

2014ブログ小笠原ー喫煙室

 

東京都新宿区に旧小笠原伯爵邸が静かにたたずみます。

小倉藩大名の小笠原30代長幹が昭和2年(1927年)

20000万坪の敷地に曽根中條建築事務所の設計により本宅を建設します。

戦時下占領軍の管轄下になり、その後東京都の所有になり、

何年間も放置されますが、2002年に民間業者により、

素敵なレストラン、宴会場として蘇っています。

日本には珍しいスパニッシュ様式で、パテイオ(中庭)があり、

当時の男性専用の喫煙室はイスラム様式です。

モロッコの住宅を思い出します。

細部に渡って密度濃い装飾や収まりを見る事ができます。

スペイン料理を提供する店として、使い続けることで、建物が生きてきます。

しばし、時間を忘れさせる空間です。

東京にも、歴史を感じる建物と新しい建物との共存が必要です。

建物入り口横の新しい地下鉄の建物が、新建材の外装です。

形はともあれ、色、素材の連続性をもつ作法が望まれます。