ぶろぐ

2013年12月11日

本と花入れ

 陶芸家 高仲健一の家族と暮らしを絵とエッセイにした本が出版されました。

 野の花を生ける小さな李朝白磁の花入れ。毎日の食卓を飾る器たち。

 陶芸家 高仲健一を知ってかなりになります。書、絵画、陶芸の作家です。

 都会で育った青年は20代でサラリーマンをやめ、千葉県の山に家を求め、

 妻と子供3人、犬、猫の生活を始めます。

 電気はありますが、水は井戸。毎日の食事の用意に薪を集め、畑を耕し、

 鶏、山羊、豚を飼う自給自足の生活をしています。

 自宅の家も沢山の友人の力を借りて大工さんとの手作りです。

 絵画、書、漢籍を読む事と生活の糧を得るために陶芸をしています。

 エネルギーに依存した消費生活の都会からわずか2時間ほどの環境で、

 高仲さんはまったく別の時間と暮らしを手にしています。

 自然のなかでの沢山の不便を良しとして、体全体で生きている爽快感が伝わってきます。

 本当の豊かさとは何なのかを考えさせる本です。

 彼の人柄を彷彿させるほのぼのとした絵を見ていると心が暖かくなります。

 高仲健一「山是山水是水」自然堂出版